Part.1【30年前から現在でも存在するコピー品】バブル期に大流行したブランドアイテム
偽造の技術の向上
1980年代後半から1990年代は日本の経済が賑わい、日本経済の成長の早さとその終末からバブル経済と呼ばれます。
日本にブランドが普及したのもこの時期であり、経済が潤っていたため様々なブランドや貴金属が爆発的に売れました。
当時人気の高かったアイテムは現在でも需要があり、ネットでは偽物がいくつも確認できるほど現在でもコピー品が製造されています。
しかし偽物が出回っていたのは現在だけではなくバブル絶頂期の頃からで、買取店に当時のアイテムを持ち込むことで30年~40年越しに本物だと思っていたアイテムが偽物だと判明するといったケースは少なくありません。
当時と現在のコピー技術を比較すると飛躍的にコピー技術が向上しており、メルカリ・ラクマ等のネットフリマで当時のアイテムが格安で販売されていることがあり、まさかこんな昔のブランドに偽物はないだろう、という先入観で購入してしまうといった報告もございます。
ですので今回は、バブルの頃に流行った人気アイテムの偽物のポイントを軽くご紹介いたしますので、現在お持ちの方・現在購入を検討されている方は是非とも最後までご覧下さいませ。
喜平アクセサリー
金の価格がまだまだ安かった頃、日本の好景気と相まって非常に多くの方が身に着けていたと聞き、特に鎖の環を捻って押しつぶした面が連続している喜平アクセサリーは弊社でもよくご相談を頂きます。
貴金属を使用しているアイテムの場合ほとんどがその品位を示す刻印が彫られておりますが、その刻印にも信用性の高いものと低いものがあります。
上記のような、日本国旗とひし形の枠で囲まれて中に数字が入った刻印は造幣局検定刻印(ホールマーク)と呼ばれ、信頼の置ける貴金属の品質証明として一般に認知されているかと思います。
この刻印は規則や法律等で定められているものではないので、全ての貴金属に刻印されているわけではありません。
ホールマークが入っていれば間違いなく本物でしょ?と思われている方が多いかと思いますが、実はホールマークが入っていて保証書が付属していてもメッキ、もしくは刻印よりも品位が実際には下という場合があり、このパターンが一定の件数報告されているのがバブル期に流行した喜平アクセサリーです。
留め具は本物の金でしっかりと刻印が入っているがチェーンは偽物という物が比較的多く、恐らくどこかで耳にしたこともある方がいらっしゃるかと思いますが【メッキは磁石に引っ付く】ということは間違いないのですが、これは薄いメッキの場合だけで厚塗りのメッキだと磁石では判別できません。
厚塗りのアクセサリーを判別する場合は専用の機械に通すか切断して断面を確認するしかありません。
個人では簡易的な方法でしか判断できないので、現在お持ちのアクセサリーが本物かどうか知りたい場合は最寄りの買取店等で確認してもらうことをおすすめします。
シャネル チェーンショルダー
バブル期に大流行し、現在金と共に価格が高騰しているシャネルのチェーンショルダー。
買取査定の際に偽物だと判明するだけでなく、ネットフリマでも多数偽物が出品されていることが多いアイテムです。
偽物の場合は所々糸の色が薄い部分があったり
バッグ正面のターンロックに本体と同じ染料が付着していたり
本物であれば使用されないネジの形をしている
こちらも本物であれば使用されることがないメーカーのファスナーが使用されている等々
一見見逃しそうですがちゃんとチェックすればこういった偽物のポイントが見つかることがあります。
シャネルの偽物の数も非常に多いですが、当時はプラダも非常に流行っており
現在買取店ではバブル期のプラダがお持ち込みされた場合は、かなりの警戒心を持って査定に臨むほど偽物が多かったようです。
最後に
いかがだったでしょうか。
当時の物であれば、まだ上記のような簡単なポイントで真贋を判断できることもありますが
現在は本物と遜色無い技術で製造されたスーパーコピー品が出回っており、恐らく買取業に携わっていない方では判別は困難かと思われます。
スーパーコピー品はネットフリマでも多数出品されているため、正規品の価格に比べ極端に値段が安い物等は特に注意してください。
万が一偽物を購入してしまった際には、返品のためにブランド本社の真贋判定か第三者機関での鑑定証明が必要になることが多いので、その場合は是非とも一度弊社にご連絡頂ければと思います。
弊社株式会社ROYALではブランド・ジュエリー・時計のお買取りはもちろん、ネットフリマでの返品の際に必要な鑑定証明書の発行も行っており
買取ビジネスをお考えの方に向けた買取ビジネス支援サポートプラン、既に開業されている方に向けた買取マニュアル研修といったプランもご用意しておりますので、是非とも一度お気軽にお問合せ下さいませ!
下記のTikTokのURLからは店舗でお買取りした商品の紹介もしていますのでこちらも是非ともご覧下さい!
査定ピエロ (@sateipiero) | TikTok