LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン 偽物の見分け方
1978年に日本に上陸し、その年のうちに東京・大阪に6店舗出店し人気を博し、バブル時期に入って爆発的な人気を誇ったLOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン
現在でも最も人気のあるブランドの一角として最前線を走り続けており、ブランドの中でもハイブランドと位置づけされる高級ブランドです。
バブルに沸いた1980年代、様々な方がブランド品を手に入れ今なお当時の品をしっかりと保管されている方も少なくありません。
今回は世界で最も人気のあるブランド、ヴィトンの真贋の見分け方をご紹介致します。
モノグラム製品
ルイ・ヴィトンと言われて真っ先に思い浮かべるのがこのモノグラム柄だと思います。
このような柄のことをラインといい、ヴィトンは他のブランドとは比較にならないほど様々なラインがあります。
その中でも一番人気のあるラインがこのモノグラムになり、だからこそモノグラムのコピー品は非常に多く作られています。
これからご紹介するポイントを踏まえて、ご自身のバッグ・財布を確認してみて下さい。
製造番号(シリアルナンバー)
ヴィトンのアイテムには全て画像のようなシリアルナンバーが刻印されており、これにより何年の何週目(何月)にどこの国の工場で製作されたかというのが分かります。
刻印の読み方は検索すればすぐに出てくるので割愛いたします。
偽物の見破り方としましては刻印されている年月日は存在するか、工場は存在するかというところになります。
年代によって数字の桁数も変わってきますが、どれだけ多くても先頭のアルファベット含め6桁の製品は存在しません。
また、正規店で購入したのに製造番号がない製品をお持ちの方もいらっしゃると思います、理由としては
【1】職人が製造の際に入れ忘れた
【2】元々非常に見え辛い場所に刻印されている物が、縫い合わせの際にさらに奥まったところで縫製されてしまった。
2005年11月からの大量生産以前の品物であれば、職人さんが一つ一つ手作りしていたのでこういったことが起きていたと考えられます。
ブランドロゴ
ブランドの顔とも言うべきブランドロゴは、本物であればズレ等なくきっちりと同じ感覚で打たれています。
偽物はパッとみただけで一目でわかるような雑な作りの物も多いので、お持込された場合はまずここを見られるという方も多いかと思います。
写真のように滲んでいる、またはズレている・間隔が狭い、【LOUIS VUITTON】の【O】が真ん丸円になっていない・®マークも真ん丸円ではない、といったところが分かりやすく偽物であるといえます。
分かりやすく言うと、ブランドを象徴する場所になるので上記のような状態はありえないと考えて頂ければと思います。ただ、手作りの時代は多少のズレもあるので様々な場所を確認して判断しましょう。
縫製
ヴィトンは縫製も特徴的で、まず偽物と本物では使用されている糸の太さが違います、本物は一本一本がふっくらとした太い糸を使用しているのに対し偽物はかなり細いです。
次に、本物は波をうつように傾いて縫われていますが、本物は真っ直ぐ縫われていたりガタガタになっていたりします。加えて、本物は縫われている間隔も一定に綺麗に縫われています。
このポイントに関しましても、職人さんが手作りで作っているモデルは多少のズレはございますが基本的に綺麗に均等に傾いています。
スナップボタン
スナップボタンの形状は本物と偽物を見分ける大きなポイントです。
本物は先端がキノコ上に尖っていますが、偽物は丸みを帯びており形状が全く違うことが見てわかります。
ただし正規品の中にも丸い形のスナップボタンの物もございますので、あくまで真贋の一つのポイントとして考えてください。
ボタンの受け口にも大きな違いが見られることがあります、本物は中央の二本の棒が LOUIS VUITTON の O から O へ必ず伸びており、I も I 真っ直ぐ必ず伸びているので注目です。
他にも、コバと呼ばれるハンドルの横の部分の塗り方で本物と偽物に大きな差が有ったり、バッグを接合する際に縫製以外に接着剤を使用するのですがその接着剤は本物であれば丁寧に作られているためはみ出していることは滅多にありません。
こういった様々な部分を確認していけば、偽物であれば必ずどこかに違和感を覚えますので一度ご確認頂ければと思います。
一つ注意点として、2000年以降に発売された新作の人気アイテムを新作偽物と呼びますが、コピー品を製作する技術がこのあたりから向上し非常に精巧に作られていますので、よくインターネットで新作のバッグが60%~70%OFFで販売されているのを見ますがそんなことは絶対にあり得ません、ヴィトンのアイテムを購入される際は必ず正規店で購入するようにして下さい。
最後に
どのブランドにも共通しますが、本物が欲しいのであれば日本国内であっても中古で購入するのはオススメ致しません。
本物と見間違える程精巧に作られている物もある為、お店の人も知らず知らずのうちに偽物を本物として販売していることもありますのでご注意下さい。
なおのこと、海外では正規店以外では購入するのは絶対に避けましょう。
弊社、株式会社ROYALではこういったブランドの真贋サービスも行っておりますので、現在お持ちのカバンが本物か分からないけど自分ではハッキリしないということでしたら、一度お気軽にご相談下さい。