CHANELのアクセサリーを購入する際の注意点
1910年にフランスで設立され、現在もブランド業界を最前線で牽引するCHANEL/シャネル
日本では1980年代頃、バブル時期に爆発的人気を誇りこぞってシャネルのアイテムを求める女性で溢れました。
当時ほどではありませんが、現在でもかなりの人気があり中古市場でもかなりの高額で取引されています。
最近ではフリマアプリというものも出てきたため以前よりかなり気軽に手に入れることができますが、それに伴って偽物を掴まされたという被害も多く報告されております。
今回はネット上での取引でも特に注意する点をご紹介いたしますので、是非とも参考にご覧下さい。
コメマーク
シャネルのリング・ネックレス・ピアス・イヤリング等のアクセサリーには、コメマークと呼ばれる刻印が彫られているものがあります。彫られている数字でいつ何年のコレクションの物かということが分かります。
シャネルの全てのアクセサリーに彫られている訳ではないので、古い物やそもそも彫られていないモデルも存在しますが、このコメマークがあれば本物のシャネルのアクセサリーという保証の一つになります。
中には古いもので元々は彫られていたが、使用に伴い見え辛くなるほど薄くなっている物もございます。
刻印されている文字の内容といたしましては、
・上部一段目は©(コピーライト、万国著作権条約)マーク・CHANEL・®(レジスターテッドトレードマーク・登録商標)マーク
・2段目先頭の数字が年代2=2002年、ココマーク、後ろの数字が何月かを表しています
※後ろにアルファベットがある場合は時期・コレクションを表します
ex:A=秋冬コレクション・S=ハイサマーコレクション・T=春夏コレクション・P=スプリングコレクション
C=クルーズコレクション・Y=定番品
・三段目は製造国の刻印になります(MADE IN FRANCE=フランスで製造)
偽物の場合、コメマークが刻印されていても存在しない年・コレクションが彫られていたりもしますので一度お手元のアクセサリーを確認されることをオススメします。
他にはこういったパターンもあります。
一見、二段目に数字もアルファベットも刻印されていないから偽物かな?と思いますが、コメマークの右の方に
【86・6】と刻印されており、1986年6月の製品だと分かります。
古いモデルのアイテムにはこのような刻印方法もございますのでご注意下さい。
また、2000年以前のヴィンテージモデルにはコメマークが無い物もございます
変わりに、
このような刻印があり、この場合【82・9】と読め【1982年9月】の製品と分かります。
シャネルは「見せびらかすような本物は悪趣味、本当にお洒落なのは本物より美しいイミテーション」という言葉が有名なように、あえて本物の貴金属を使わずにイミテーションのゴールドやパールを使用しているため、イミテーションの技術が進んだ現代ですと一見本当にただのオモチャかのように見えてしまいますが、こういったところに注目して細かく見て頂ければ本物かどうかは見分けられます。
メルカリ・ラクマ・ヤフオク等のネットでの購入
イミテーションとはいえ、シャネルというスーパーハイブランドのアクセサリーは貴金属が使われていなくてもかなり高額な商品になります、現代でもワンポイントとして派手なシャネル製品が好まれるためまだまだ現役で人気があるのでネットで取引がよくされていますが、貴金属を使う必要が無いため偽物も非常に多く出回っており似たようなコメマークまで刻印してある物もございます。
ですので、ネットで取引される際はまずはコメマークの写真にご注意下さい、もしコメマークの写真が無ければコメマークの写真を要求し、コメマークが無い場合はいつ頃・どこで購入されたか、としっかりと質問しましょう。
ネットでの取引は、一度発送して購入者の元に届いた物は偽物とのすり替え防止の為返品を受け付けていないという方もいるので注意です。フリマアプリ等では規約上、返品を受け付けないというのは禁止になっていますがそこまでペナルティもないので結局は販売者と購入者で話し合って決める、という方式が多いようです。
最後に
今回はコメマークについて重点的に説明しましたが、物によっては当時購入された金額よりも高く買い取ることのできるシャネルアクセサリーがございますので、真贋だけでなくそのあたりもご紹介できればと思いますのでそちらも是非とも参考にご覧下さいませ。
尚、弊社株式会社ROYALでは今回のシャネルアクセサリーのようにブランド品の真贋判定も行っており、当社基準の真贋鑑定書も発行しておりますので、現在お持ちのアイテムが本物なのかどうか気になられた時には一度お気軽にご相談下さいませ。
真贋判定以外にも、FC加盟せずに買取専門店を開業する方法や、開業したはいいものの卸先が決まらなくて困っている等々、買取店経営に関することでお困りでしたらどんな些細なご相談でも受け付けておりますので、こちらも是非ともお問合せ下さい。