メルカリ等のネットフリマアプリを利用する際に気を付けるべきこと

　家事の隙間時間等を利用しての副業としてもしっかりと定着してきており、利用者が年々増えてきているフリマアプリ。
フリマアプリの中でも特にメルカリの利用者が多く、2022年11月末時点での総取引数は30億点にも及ぶそうです。
日々の生活の中で出た不用品の取引を主な商材として展開されましたが、偽物ブランド品の横行も目立ちます。
気軽に利用できていたはずなのに、いつの間にかしっかりと精査する必要がでてきました。

今回はそんなフリマアプリで購入する際に気を付けたいポイントをご紹介致します。

商品の状態

　フリマアプリで取引する際には大体は素人同士のやりとりになりますので、アマゾンや楽天といった大手のネットショッピングのようにスタジオで撮影された写真ではありません。
ですので掲載されている写真が非常に重要になってきて、ブランドのバッグなのにも関わらず2～3枚の写真しか載せていないといった商品には注意しましょう。

通常、商品を売りたい場合はしっかりと写真を載せますし、ブランド品といった高価な物の場合はなおのことです。
外側・内側・ポケット内等しっかりと複数枚掲載している商品を選びましょう。

加えて販売しているのが素人の方の場合、ちょっとした角スレ等ならまあいいかと写真を撮らない場合があります。
これが元でトラブルに発展することもありますので、購入の際には必ず細かくメッセージで質問しましょう。
返答が無い場合はもちろんその方からの購入は避けた方が無難です。

商品説明欄の違和感

　商品本体の様々なところに注目はもちろんですが、商品説明欄にも要注意です。
最近は昔のような雑な偽物だけでなく、スーパーコピーと呼ばれる非常に精巧な偽物も登場しています。

スーパーコピー品はA級品・S級品・N級品とグレードがあり、最上のN級品となると熟練の鑑定士の目をも欺くことが可能な品もございます。
こういったスーパーコピー品は中国人が販売していることが多いので、商品説明欄の言葉がカタコトではないか・日本では一般的には使用されない漢字が使用されていないか、といった点にも注目しましょう。

こういった海外の業者が偽のブランド品を販売している場合、金額や写真にも気を付けましょう。

販売されている価格・不自然な写真

　日常生活の中から出た不用品であれば平均的に販売されている物よりも、早く処分したいからと相場の4割～5割減での販売でも何も違和感は無いかと思われます、しかしブランド品となるとそうはならないですよね。

たとえもう使わないからとブランド品のバッグを出品する際にも、どれだけ低くても相場の最も低いところに合わせるかと思います。
平均の相場が20,000円のバッグがもし5,000円で販売されていたら要注意です。
しかも、そういった品はその値段にしては美品もしくは新品であることが多いです。
スーパーコピー品であればかなり精巧に作ることはできますが、使用感は出せないので明らかに安すぎる・綺麗すぎるといった品物には注意です。

他には、コピー品は量産できるので一つのアカウントから同じ商品が複数個出品されている場合も注意です。

出品者の情報に注意

　出品者のアカウントにも注目してみましょう。
アカウントの取引数が無いにも関わらず高級ブランド品が出品されているというのはかなり危険です。
偽物のブランド品を販売した際に、運営の判断やユーザーからの違反報告等によってアカウントが削除されることがありますが、偽物を販売している人は削除されても新たにアカウントを作成し何度でも偽物を販売します。
しかし、真っ当な方が一つ目の商品に高級ブランド品を出品している可能性もございますので、気に入った商品だった場合は一度メッセージを送って確認してみましょう。

次に注目すべきポイントは評価数です。
取引された履歴があったとしても、その出品者の評価の内悪いという評価が多くあった場合は言うまでもなく購入は避けた方が良いでしょう。
過去にトラブルになっている可能性があり、その内容が分からずので購入したのであればこの場合も出品者にしっかりと質問してからにしましょう。

メッセージを送って返ってこない場合も要注意です、海外の業者で日本語が分からない為返答できない等様々な理由が考えられます。

ブランドロゴや付属品の写真

　ブランド品にはブランドロゴがあり、そのブランドの顔になるためかなり精巧に作られています。
真贋を判定する際の大きなポイントになるため、この部分の写真が載せられていない場合は若干怪しんでも良いかと思います。
またロゴに加え、ブランドによってはギャランティカードと呼ばれる有ると無しとじゃ信用性が大きく変わる付属品があります、こちらもメッセージでギャランティカーは付属しますか？と必ず質問しましょう。

最後に

　以上がメルカリ等のフリマアプリでブランド品を購入する際に気を付けたい最低限のポイントになります。
絶対にこのブランドの本物のバッグが欲しい、という場合は正規店か直営店で購入しましょう。
フリマアプリでブランド品の購入をするのは自己責任と言われても仕方ありません。

また、ネットで販売されているブランド品の説明欄等に並行輸入品と記載されている物もあるかと思いますが、こちらは正規店・直営店で販売されている物と同じ物ですが、通常正規店・直営店で自身が購入する経路とは異なりますので、バッグを修理やクリーニングに出そうとブランド元に送っても返却される可能性があります。

ブランド品は高価な買い物になるので、必ず失敗しないようにしっかりと調査してから購入しましょう

弊社、株式会社ROYALではブランドの真贋判定・当社独自の鑑定書の発行、ジュエリー・時計等のお見積りを行っております。
もちろんそれ以外の品物の見積もり査定も行っておりますので、現在お持ちの品物が偽物か本物か分からない・処分したい物がたくさんあるけどどこに持って行ったらいいか分からない、といったことでしたら一度お気軽にご相談下さい。
見積もりは無料ですので是非ともお問合せ下さいませ。