日本切手・中国切手について
現在はあまり単体での取引はされなくなってきていますが、昭和時代には日本切手が単体で価値のある物として取引されておりました。
当時は消印が付いていたとしても価値があったそうですが、現在買取業界において消印の付いた日本切手というのはほとんど価値がありません。
郵便局で現金に換金する等ができないため一番良いのは自身で使い切ることですが、もう使用する機会もおそらく無さそうかなと感じたら買取屋さんに持ち込んでみるのも良いかもしれません。
今回は現在でも使用できるけどあまり額面が大きく無く使い辛い日本切手や、一枚でしっかりとお買取りができる海外の切手をご紹介致します。
昔収集した切手が現在、さらに価値がついている可能性がございますので是非とも最後までご覧下さい。
買取専門店における日本切手の買取
額面の小さな切手は中々使い辛く、家に置いていてもカビが生えるかもしれないと切手の処分をお考えの方に向けて買取専門店における日本切手のおおよその買取相場をお教えいたします。
大体の買取専門店では、バラ切手とシート切手とで買取率を分けております。
バラ切手であれば50%、シート切手であれば55%~60%といった具合に大まかに分かれており、お持込頂いた総額面の総額や、10枚シートなのか20枚シートなのか、額面が50円以上なのか、現行の切手なのか、といった具合に様々な条件を照らし合わせて計算していきます。
総額面が少なく現行切手ではなく全てバラ切手の場合は恐らく50%前後のお買取りになる可能性が高いかと思われ
総額面が少なく現行切手ではないが全て20枚シートだった場合は60%前後といった具合に変化していきます。
現行の切手は84円になり、84円の100枚シートですと70%、お店によっては75%~80%でのお買取りが可能です。
総額面が何十万円~百万円以上だった場合は現行の切手でなくとも現行と同じかそれ以上の買取率が期待できます。
額面とは別に付加価値が付く切手
日本切手で有名な切手といえば「見返り美人」と「月と雁」です。
お問合せも非常に多いこの2種類の切手は、日本切手の中でも単体で額面以外のプレミア価値でのお買取りが可能な切手の代表格になります。
他にも1871年に発行された「竜文切手」1872年発行の「桜切手」等々、額面以外でのお買取りができる切手が日本切手の中にもございます。
しかし基本的には額面計算でのお買取りになることがほとんどなので、上記の計算式を把握されたうえで持込してみて下さい。
日本切手よりも外国切手方が単体でお値段が付きやすい傾向にあり、特に中国切手は人気があります。
中国切手
中国切手は古くより人気がありましたが、ここ数年の中国の経済効果により日本人以上に中国人による買取価格が上がっております。
中古市場でも毎日のように高額で取引されており、金相場と同じく売却するタイミングとしては現在は絶好のタイミングかと思われます。
珍しい物にはなりますが、時たまお持込頂いた切手アルバムから見つかることのある中国切手を数点ご紹介致します。
毛沢東切手
毛沢東の切手(セット)…中華人民共和国の建国の父、中国独立の英雄として称えられている毛沢東、現在かなりの高値をつけており中国で好まれる赤色の切手で毛沢東関係の物ですと、セットの内バラ数枚でもしっかりとお値段が付きます。
セットで消印が付いていない物ですと30万円~40万円の値が付く物もございます。
赤猿
赤猿は買取店のチラシによく掲載されている切手で、中国で初めての年賀切手として1980年に発行されました。
金粉がまぶされたデザインが非常に人気で、発行枚数が少ない理由として郵送中にはがされて盗難にあうという噂が広がった為という説もあります。
赤猿は、お持込された切手アルバムの中にたまに紛れ込んでいる物もございますので、現在お持ちのアルバムを一度ご確認下さい。
状態によりますが、一枚で8万円~13万円といった高額でのお買取りが可能です。
少年たちよ子供の時から科学を愛そう
「少年たちよ子供の時から科学を愛そう」は、小型のシートと6種類の切手が発行されました。
小型シートは10万部のみの発行に成る為非常に珍しい切手になります。
未使用品であれば10万円前後の金額が期待できる一品です。
尚、6種類の切手は小型シートに比べて流通量が多かったためそれぞれ数百円程度の買取価格になります。
京劇切手
こちらは文化大革命時代の京劇をモチーフに作成された切手になります。
第一次と第二次、合計で9種類の切手が発行され全て未使用品であれば6万円~7万円前後の金額がつきます。
また消印がついていても数万円でのお買取りが可能な品物になります。
最後に
他にもしっかりとお値段の付く中国切手はたくさんございますので、切手の処分でお困りでしたら
弊社、株式会社ROYALに一度下さいませ。
見返り美人・月と雁、赤猿に限っては見本と偽物も出回っておりますのでそちらの真贋判定も可能です。
是非とも一度お気軽にお問合せ下さいませ。