CELINE/セリーヌのコピー品にご注意ください!
セリーヌの人気モデル、ラゲージの真贋について解説していきます。コピー品が非常に多いラゲージは、近年そのクオリティが高くなり偽物か本物かの判断も難しくなってきております。
細部まで精巧に作られ、真贋が困難になってきているセリーヌ。今回はラゲージで正規品とコピー品の比較画像を撮り、見分け方を解説します。
◆目次
1.無くなる事のないコピー商品と偽物ハイクオリティ
2.細部の比較
3.その他の真贋方法
4.偽物の商品を買わない為に
5.セリーヌの相場傾向
1.無くなる事のないコピー商品と偽物ハイクオリティ
セリーヌのラゲージは、数あるブランド品の中でも特に真贋が難しい品物です。高クオリティのコピー品が出回った際は、以前正規店で配られていた購入証明のカードがないと取り扱わない店があるほどでした。
ラゲージは素材も豊富で多彩なカラー、細部の作りも年代により異なるため、様々なパターンがあります。
正規店以外での購入を検討の方はラゲージの注意点を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
2.細部の比較
正面から見た比較
セリーヌ、ラゲージナノの正面比較になります。
形状に大きな違いは見受けられず、正面から見ただけでは判別が非常に難しいです。
ここで注目するポイントは、全体のバランス、特に持ち手の形。比べてみると本物は鋭いカーブを描いていて、偽物は若干丸くなっていることがわかります。
画像の偽物の持ち手に使われている革とパイプが柔らかいため、円の形状が広がっています。本物と偽物はそもそもの素材の質が異なるため、バッグの作りにクオリティの差ができます。
しかし、中古品は持ち手の形状が崩れている品物もあるため、断定はできません。
「CELINE PARIS」ロゴを比較すると、刻印の深さや書体のバランスに若干の違いが見受けられます。
上下の縫製も、本物は綺麗に縫われているのに対し、偽物は縫製のがたつきがあります。
こうして比べると違いに気が付くことができますが、本物でも年代による違いや個体差があるため注意が必要です。
一見したところファスナーの形状に違いはありませんが、画像を比べてよく見ると偽物はファスナーの布地部分に緩みがあることが分かります。
本物はしっかりとした素材が使われているため、大きく緩むことはほとんどありません。
縫製もそうですが、セリーヌは細かい部分もよく作られているため、細かい部分を見れば偽物と本物の違いが分かってきます。
画像の部分の縫い目の数に注目してください。
本物は「×」の縫い目が上下左右対称になっているのに対し、偽物は非対称になっています。
縫い目のパターンは上下2:2と3:3がありますが、偽物の画像のように2:3のパターンがあった場合は要注意。
本物はステッチや縫い目も細かく決められているため、ラゲージの重要な真贋ポイントになります。
同じ部分を上から見た場合も違いが見受けられます。
本物は薄い隙間に対し、偽物は不格好に大きく盛り上がっています。
縫い目の間隔に対し、革のパーツが長く作られてしまっているようです。
ここも見た目でわかる真贋ポイントになりますのでチェックしてください。
本物は持ち手の根本部分までしっかりとパイプが詰まっているため、ピシッと垂直に立ちます。
それに対し、偽物はパイプが詰まっておらず縫製も甘い為、持ち手の根本が緩くなっています。
見た目でわからない持ち手のパイプは偽物の作りが甘いことが多く、どのブランドでも真贋ポイントになり得ます。
実際に触って感触を確かめてください。
細かい部分なりますが、ストラップを留める部分も縫製をチェックしてください。
本物と比べてみると、金具の研磨と縫製が甘く、コバ周りもどことなく丸くなっているようです。
大体のコピー品は、小さいパーツや細かい縫製が雑になっている傾向があります。
一流のブランドは細部も丁寧に作られているので、小さく作りが難しい部分は真贋ポイントになります。
ファスナーを比べると一目瞭然です。
本物は側面に数字(1や5)が書いてあるのに対し、偽物は別のファスナーが使われています。
年代やコピー品の仕様によっては判断が難しい場合もありますが、セリーヌの真贋において最初にチェックするポイントなので必ず見てください。
次はタグを見てみましょう。
こちらはタグの角に注目。本物はしっかりと角があるのに対し、偽物は角が丸くなっています。
注意点の一つになりますので、しっかりとチェックしてください。
※セリーヌのタグは「MADE IN ITALY」の刻印か「CELINE」のが文字が印字されている場合がありますが、年代により仕様が異なります。
参考程度になりますが、ラゲージにの中はスエード生地が使われているものが多くあります。
仕様により中がレザーが使われている本物もありますが、素材もよく注意するポイントの一つです。
3.その他の真贋方法
付属品も要注意!!
付属品のストラップも要注意!
一流ブランドの金具はコピー品にはなかなか真似できません。
偽物は粗悪に作られていることが多く、金具の研磨や留め具のバネは一番良く見るポイントです。
しっかりと確認しましょう。
袋もしっかりとチェックしましょう。
写真だとわかりずらいですが、セリーヌの袋は中生地がふわふわとしているものが使われています。
一流ブランドは付属品もしっかりと作られているので、大事な真贋ポイントになります。
4.偽物の商品を買わない為に
セリーヌのバッグは人気が高く、中古市場でも多く流通しています。
しかし、人気が高ければコピー品も多く出回ってしまうもの。
リユース品を取り扱っているブランド店で2次流通品を購入するか、ネットで購入する方もいますが、特にネットの売買で購入する際には注意が必要です。
ポイントを3点挙げてみます。
①業者の場合は法人を選ぶ
②出品元の情報を確認する
③個人売買は極力避ける
①の【業者の場合は法人を選ぶ】は基本となります。
ネット社会となった現代では個人でもブランド品を売買することが容易になりました。しかし、ブランド品は中古品で何十万円もするものがあったりと、大きなお金が動きます。
ネットなどで購入する際にまずは情報として信用度の高い法人を選ぶ事が前提条件です。
②の【出品元の情報を確認する】ことは、たとえ法人情報が記載されて出品されていても油断ができません。例えば出品元の住所がデタラメの場合や、検索しても会社の情報がほとんど出てこないような場合は避けた方がよいでしょう。個別の通販サイトより、楽天などに登録されている法人を選んだ方が比較的安全です。
取引数の多い会社や、実際に販売店のある会社を選ぶことをオススメします。
③の【個人売買は極力避ける】は上記の内容から繋がっておりますが、個人の出品よりは法人、そしてあくまでも人気の高いセリーヌなどのバッグを個人間で売買するのはリスクが高いです。
個人的に売ってくれるという方から万が一コピーのお品物購入してしまった場合は、その後の対応も第三者を介したり何かと複雑になりますので要注意です。
数十万円のモデルが数万円で販売されているなど、フリマサイトにて見かける極端に安いセリーヌは特に注意が必要です。
5.セリーヌの相場傾向
セリーヌはラゲージなどのアイコン的なモデルも多く、中古市場でも人気が高い為相場が安定しています。
近年はブランド品の値上がりもあり、相場は上昇傾向。円安の追い風もあり、売却を検討中のかたは良い時期だと考えられます。
セリーヌは状態が良ければ高く売れるブランドですので、お手入れをして大切にお使いください。
いかがでしたでしょうか?
セリーヌは偽物が非常に多く出回っており注意点も多くあります。
年々スーパーコピー品の精度も上がってきているため、プロでも真贋が難しいブランド。偽物を購入してしまわないため、また偽物を自分が売却してしまわないために、ポイントを抑えて、怪しいものは手を出さないことがオススメです。
弊社買取基準に満たない商品を便宜上、今回は偽物として紹介していますが正確に判断できるのは商標権者であるブランドだけなので、あくまで扱えるか扱えないかの判断になります。
弊社、株式会社ROYALではブランドの真贋判定を行っており、当社独自の鑑定書も発行しております。
ブランドの他にもジュエリー・時計の見積もりも行っております。
また現在買取店を経営しているが赤字が続きお困りの方も是非ともご相談下さい。
大手買取店のFC加盟契約でお困りの方もご相談頂ければサポートさせて頂きます。