COACH/コーチのコピー品にご注意ください！

バッグや財布をはじめ、さまざまなアイテムを展開する「コーチ」は、世代を問わず多くの人に親しまれているブランドです。中古品として販売されるアイテムも多いため、偽物が紛れているケースも少なくありません。コーチのアイテムを他人からもらったり、中古品で購入したりした人の中には、真贋を見極めるポイントを知りたい人もいるでしょう。

コーチの真贋を見分けるポイントと真贋を判断するのが不安なときの対処法を紹介します。コーチのアイテムを持っている人は、ぜひ参考にしてください。

1.コーチの真贋を見分けるポイント9選

コーチは人気の高いブランドのため偽物も多く、よく確かめなければ模造品やコピー品を買わされてしまうケースが珍しくありません。アイテムの種類が多い上、次々に新商品が発売されることもあり、素人目には真贋を見分けにくいという側面もあります。一方で、本物と偽物にはわずかな違いがあり、ロゴや縫製などのディティールに注目することで見分けられる可能性があります。

以下は、コーチの真贋を見分けるポイントの代表例です。 

1-1.ロゴ

ブランドのロゴは真贋を見極める要素の1つではあるものの、コーチに関しては絶対的な指針にはなりません。コーチの馬車ロゴマークはアイテムの種類や生産時期によって、デザインや字体が細かく変更されているためです。

ただし、偽物には下記のような特徴が見られます。

偽物の特徴

• 文字のバランスが悪い
• 綴りが間違っている
• 囲み枠が歪んでいる

また、アイテムの生産時期に対してロゴのタイプが古いもの、例えば最新モデルにオールドコーチと同じロゴが付いている場合などは、高確率で偽物です。 

1-2.キャンバスの柄（シグネチャー）

アルファベットの「C」を全面にあしらったシグネチャー柄のアイテムは、色や形が豊富で人気が高い商品のため、偽物が多く出回っています。本物のシグネチャー柄は、「C」と「C」の間でもっとも狭いところが糸一本の幅で縦横に整然と並び、重なる部分の五角形は非対称型をしているのが特徴です。

キャンバスの柄に下記のような特徴が見られる場合は、偽物である可能性を疑ったほうがよいでしょう。

偽物の特徴

• アルファベットの「C」が歪んでいる
• アルファベットの「C」同士が上下・左右対称になっていない
• 全体的に作りの雑さや違和感を覚えるもの

ただし、オプティックやプリントのように、「C」が整列していない特殊なデザインもあります。 

1-3.縫い目

コーチのアイテムには、1インチ（約2.5cm）の縫い目は12目というルールがあります。厳密には12目に届いていない場合もあるものの、誤差の範囲です。基本的には縫い目がそろっており、丁寧に縫製されています。

縫い目に下記のような特徴が見られた場合、偽物の可能性があります。

偽物の特徴

• 明らかに縫い目が少ない
• 緩んでいる
• きつすぎる
• 幅がそろっていない
• 歪んでいる 

1-4.ファスナーの刻印

コーチのアイテムに使用されているファスナーは、今のところ「YKK」か「IDEAL」の製品、もしくは無刻印のもののみです。「YKK」「IDEAL」以外の刻印があるアイテムは、偽物と疑ったほうがよいでしょう。

ただし、コーチのファスナーが「YKK」であることは広く知られており、「YKK」製品を使う偽物も珍しくなくなりました。ファスナーのみで判断せず、他の特徴も合わせてチェックするのが大切です。 

1-5.スナップの刻印

バッグや財布を閉じるスナップ（マグネット）には、COACHR・ROMAG・COMAGいずれかの刻印があります。

スナップの刻印に下記のような特徴が見られた場合、偽物の可能性が高くなります。

偽物の特徴

• 刻印名や綴りが違う
• 刻印がない
• しまりが悪い

近年は、完成度の高いスナップを使用している偽物も多く、プロでも見極めが難しいケースがあります。他の特徴と合わせて総合的に判断しましょう。 

1-6.グリードパッチの刻印

グリードパッチはバッグの内側に縫い付けられている、商品番号が刻印されたレザープレートです。記号や数字の並びによって、正規店とアウトレット店のどちらで購入したか判別できるようになっています。

グリードパッチの刻印に関して、下記のような特徴が見られるケースは要注意です。

偽物の特徴

• 刻印された記号や数字がおかしい
• 「LEATHER」「QUALITY」の後ろにピリオドが付いていない
• グリードパッチ自体がない

ただし、小ぶりのバッグやアイテムの種類によってはグリードパッチが付いていなかったり、型番の刻印がなかったりするため、一概には言えません。 

1-7.ハンドルのビニール包装

バッグのハンドル部分がビニールで包装されているアイテムは、偽物の可能性があります。コーチではハンドルやバックルを保護する際に紙を使用することがあっても、ビニールで包むことはありません。

ただし、財布や店舗に保管されていたアイテム、アメリカ限定のオンラインストアで購入したアイテムなどは、ビニール袋で保護されているケースがあります。公式のビニール袋であれば、必ずコーチのロゴが入っているため確認しましょう。 

1-8.生産国

コーチ自体はアメリカ製のブランドではあるものの、生産工場は中国・コスタリカ・ドミニカをはじめ世界中にあり、生産国のみでは真贋を判定できません。ただし、韓国での生産は終了しているため、新作モデルで「Made in Korea」だった場合は注意が必要です。

また、イタリア製の本物に紙製のタグが付くこともありません。紙製のタグに「COACH-ITALY」と表記されたアイテムは、偽物だと思ってよいでしょう。 

1-9.タグ・値札

コーチでは、白地の二つ折りで中央に「COACH」または「COACH Factory」、右下には小さなCOACHRのロゴが印刷された値札が使用されています。

内側の商品名や値段などは印刷されたタイプが主流です。しかし、アメリカのコーチ直営店では値札が手書きのアイテムも珍しくなく、偽物とは言い切れません。

また、商品タグに付いている黒点（白点）は、コーチのファクトリーアウトレット品として売られていたアイテムの目印です。販売ルートが正規店かアウトレット店かの違いであり、真贋を判別するポイントとはなりません。 

2.コーチの真贋が自分でわからないときは？

コーチの真正品を確実に入手する一番の方法は、正規店で直接購入することです。しかし、フリマサイト・オークションサイトの中古品や人から贈られたものなどの真贋を確かめたいときもあるでしょう。非正規ルートで入手したアイテムの真贋を確かめる方法は、以下の3つが考えられます。

鑑定士に依頼する
コーチの真贋を見分けるポイントは多くあるものの、素人には判断が難しい点も少なくありません。真贋の判断が難しいときは、プロの鑑定士に見極めてもらいましょう。鑑定士に依頼する場合は鑑定料が発生する代わりに、鑑定証明書が発行されます。自分が安心できる上、本物だと証明する根拠としても有効です。

直営店の修理に出す
コーチの直営店では、正規品であればどこのショップで購入したものでも修理が可能です。直営店の修理に出して、「取扱不可」とされれば偽物の可能性が高くなります。ただし、本物であっても状態が悪ければ修理を受けてもらえません。また、修理代は相応にかかります。

買取査定に持ち込む
ブランド品の買取店はアイテムの真贋を判断する場所ではないため、偽物と明示されることはありません。査定に出したアイテムが偽物であった場合は「査定基準を満たしていない」として買取不可となります。 買取店での正確な真贋判断はできませんが、査定結果を真贋の判断材料にするのも1つの方法です。無料査定を実施するお店なら、売却しなくても鑑定料を取られません。もちろん、そのまま買い取ってもらうこともできます。鑑定証明書は発行されないものの、真贋判断の参考にしたい人にはおすすめの方法です。

まとめ

コーチの真贋を個人で判断するには、ロゴや縫い目、ファスナー・スナップの刻印といったアイテムのパーツを確認します。偽物の場合、ロゴは文字のバランスが悪い・綴りが間違っているなどの特徴が見られます。真贋の判断に迷ったときは、ブランド品の鑑定士に依頼するほか、買取査定における買取可否を判断材料にしてもよいでしょう。

最後に

弊社、株式会社ROYALではブランドの真贋判定を行っており、当社独自の鑑定書も発行しております。
ブランドの他にもジュエリー・時計の見積もりも行っております。

また現在買取店を経営しているが赤字が続きお困りの方も是非ともご相談下さい。
大手買取店のＦＣ加盟契約でお困りの方もご相談頂ければサポートさせて頂きます。