Tiffanyの代表的なジュエリーの一つアトラスの意味ってなに？
ティファニーのアトラスは、ジュエリーコレクションの一つです。時計をイメージして製造された宝飾品で、力強さを感じさせるデザインが特徴的です。今回はそんなアトラスの魅力にフォーカスし、これまでの歴史や新作情報をお伝えします。
そもそもTiffanyってどんなブランド？
ティファニーとは、創業180年を超える世界的に有名なジュエリーブランドです。
ティファニー、カルティエ、ブルガリ、ハリーウィンストン、ヴンクリーフ＆アーペルは世界5大ジュエラーと呼ばれ、世界中で人気を博しています。創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーの「ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない」という信念は、革新的なデザインのプロダクトや、ティファニーのシンボルカラーとも言えるティファニーブルーなど随所に現れています。
創業当初のティファニーは元々、文房具店でした。
1837年、ティファニーの前身である「ティファニー・アンド・ヤング」が設立され、当時は文房具や装飾品などが取り扱われていました。
その後1848年頃からヨーロッパの貴族から宝飾品を買い付け、アメリカで有名なダイヤモンドの販売元となっていきます。
その後、1853年には「ティファニー＆カンパニー」と社名を変更、チャールズ・ティファニーによってジュエリー販売を中心にビジネスを展開します。
ティファニーのダイヤモンドといえば、婚約指輪の定番となった「ティファニー・セッティング」が有名です。1粒ダイヤモンドを6本の爪で高い位置で留め、光を最大限に反射するように計算されたセッティングです。このセッティング法は特許取得し、世界中の女性の憧れの存在となりました。
婚約指輪にも使用されるティファニーのダイヤモンドは、信頼できる鉱山で採掘された原石だけを直接購入しています。ティファニー社では原石を独自で仕入れ、熟練職人がカット・研磨が施しています。カットしたダイヤモンドは鑑定士によってグレードが評価され、基準を満たしたルースだけがジュエリーにセッティングされます。
ティファニーのニューヨーク本店には、ブランドを代表する「ティファニー・イエロー・ダイヤモンド」が展示されています。1867年に南アフリカで発見された287カラットの原石は、その後128.54カラットのクッション・ブリリアントカットが施されました。1961年にはジャン・シュランバージェがデザインしたネックレスにセッティングされ、映画「ティファニーで朝食を」の宣伝写真に使用されます。後に有名な「バード・オン・ア・ロック」という鳥のブローチにセッティングされました。
そんなティファニーを象徴するのは、「ティファニーブルー」と呼ばれる独特の青色です。ブティックの内装をはじめ、袋、箱などの包装のほか、食器や雑貨などのアイテムにも使用されています。一目でティファニーと分かる色は、プレゼントとして受け取った瞬間に胸が高まるといわれるアイコニックなカラーです。
ティファニーブルーの色合いはコマドリの卵の色が由来となっており「大切なもの」の象徴の色でした。また同時に、ブルーはヨーロッパでは真実・高潔さを表す色であったためティファニーを象徴するアイコンカラーとして採用されました。。
ティファニーブルーの箱にかけられる白いリボンは、端を引っ張ればするりと簡単にほどけるようになっています。Tiffany & Coのスタッフたちは入社後、まず最初にこのリボンの結び方を習得するといいます。Tiffany & Coの品を贈られる女性のために結ばれ、その女性の手でするりと解かれるリボン。Tiffany & Coが女性の永遠の憧れであり、根強い人気を得ているのは、こうした特別感を演出してくれるからかもしれません。
ティファニーといえば高級ブランドのイメージがありますが、ネックレスなどのアクセサリーにはリーズナブルな価格帯のものも多くあります。少女から大人に育って、恋愛や婚約、結婚などのシーンでティファニーの製品を贈られてきた女性が、自分の娘にティファニーを贈る……。年齢やシーンによって進化していける幅広い商品や価格展開が、ティファニーにはあります。
デザインの由来
1853年、ティファニーが社名を現在の「Tiffany&Co.」に変更したときに本店に設置された「アトラス クロック」。ギリシャ神話に登場する巨人・アトラスが大きな時計を支えるデザインの時計で、「永遠の時を刻む」という意味が込められています。そんなアトラス クロックからインスピレーションを受けて1995年に誕生したのが、「ティファニー アトラス」シリーズのジュエリーです。当時のTiffanyのデザインディレクタージョン・ローリングがデザインしたこのジュエリーは、アトラス クロックに刻まれた優美なローマ数字をデザインに落とし込み、瞬く間に人気シリーズとなりました。アトラスシリーズのジュエリーには「Ⅻ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅸ」と時計の文字盤の時間を意味するローマ数字が刻印されており、「永遠の時を刻む」アトラス クロックの願いが込められています。時計はもちろんリング、ネックレス、ピアス、ブレスレットなど、多種多様なジュエリーがラインナップされており、現在までティファニーを代表するシリーズのひとつとなっています。
2021年アトラスシリーズに新作「アトラスX」が登場！
2021年、オリジナルコレクションをより大胆に、よりモダンに昇華した「ティファニー アトラスX」が登場！ 従来のアトラスよりも力強いシルエットが特徴で、リングやバングル、ネックレスなどを取り扱っています。
「アトラスXシリーズは」ティファニーのシンボルであるアトラスを大胆に再解釈し、エッジのきいた現代的なシルエットと、卓越したクラフトマンシップを融合させたデザインとなっています。
アトラスXシリーズを構成するのは「クローズド（Closed)」「エックス(X)」「オープン(Open）」という3つのスタイル。「クローズド」「オープン」のジュエリーは、リングの外周を尖らせた“ナイフエッジ”のルックスに、ローマ数字がシャープな陰影を与えています。
「エックス」のジュエリーはその名の通り“X”モチーフを主役にしており、ラグジュアリーな佇まい。いずれのスタイルも18Kイエローゴールドやローズゴールド、スターリングシルバーといった地金に、繊細なダイヤモンドを使用したジュエリーを展開しています。
アトラスシリーズの魅力
「アトラス」はゴールドとシルバーのコントラストがシンプルかつ上品なラインアップです。それゆえにきちんとした服装から、普段使いのカジュアルなシーンまで幅広く使えることで知られています。華奢なアイテムというよりは、存在感があり大胆で量感のあるデザインなので、重ね付けでもワンポイントとして使うことができます。イエローゴールドやホワイトゴールドをカットアウトして、ローマ数字を表現した指輪やネックレスは、全く無駄のないモダンな仕上がりです。知的な雰囲気へと導いてくれるので、落ち着いた場所やデイリーでも使用が可能です。
昨年登場した「アトラスXシリーズ」も、サマードレスからドレススーツまで合わせることを想定して製造されたジュエリー。都会的なエレガンスをプラスしたい女性におすすめです。世代・性別を問わずに楽しめるラインアップです。アトラスのダイヤモンドリングは、結婚指輪などプロポーズの贈り物としても最適なアイテム。「永遠の時」というロマンチックな意味を持つローマ数字の掘り込みと、「何よりも強い」という意味を持つダイヤモンドの指輪は、最高のプレゼントです。アトラスにはネックレスや腕時計など複数のアイテムが用意されていますが、ダイヤモンドの施されたジュエリーの中でも圧倒的な支持を得ているのは、やはり指輪です。
同じラインでバングルもリリースされており、重ねてつけることでよりゴージャスで上品な雰囲気を身につけることも可能です。もちろん、バングルやペンダントにもダイヤモンドが装飾されています。実はこのダイヤには、鏡面仕上げが施されており、より石の表面に光沢を持たせる方法が使われています。光が均一に反射するように整えられており、シンプルな輝きがより美しく輝きます。ダイヤをラフに見せたいときには、地金がシルバーのアイテムを使用することがおすすめです。素材にはシルバーやプラチナがそろっていますので、自分好みのアクセサリーを手にできます。落ち着いた印象や女性らしさを際立たせたいなら、ゴールドが最適と言えるでしょう。その他にもアトラスはとても広範囲なティファニー製品に適用されていて、リングやネックレス、ブレスレットなどのジュエリーはもちろんのこと、時計やサングラスといったモデルにも応用されています。ティファニーの中でもユニセックスなデザインが特徴のコレクションのため
男女ペアで付けていても、違和感がなく性別を問わず幅広い年代の方が楽しめるデザインと言えます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はアトラスのデザインの意味からその歴史、最新のコレクションについて紹介させていただきました。アトラスは多くの商品にデザインされており性別、年齢を問わず多くの方が楽しめるデザイン性と言えます。非常に人気のシリーズのため中古市場でも安定した高値での取引が行われる傾向にあります。アトラスが自宅にある、あるいは使用していないという場合はもったいないので、一度どんなジュエリーだったかを確認しましょう。そして使用されていない場合は売却を検討されてみるのも良いかもしれません。
最後に
弊社、株式会社ROYALではブランド品の買取はもちろん、ネットショッピングやネットオークションで買ったバッグか本物か分からないといった時の真贋判定も行っておりますので、本物か偽物か知りたい方は是非とも一度お気軽ご相談下さい。