ブランド品の偽物の特徴

 1980年~2000年前後にブランドアイテムが特に世に出回りましたが、当時はたくさん売れたためコピー品も大量に世に出回りました
海外の免税店にもコピー品が陳列されていることがあるので、知人からのお土産や自身が海外で購入した、という品の中にも偽物は混ざっています。
気付かずにしっかりと使い込んで最後は処分した、ということでしたら偽物であろうと問題はございませんが、まだまだ使える状態で本物では無いと気付いた時は非常に悲しいものです。
それがプレゼントとして送ってくれた友人の耳に入ろうものならなおさらのこと。

だけど本物と偽物の違いなんて素人に分かるの?という方に向けて、今回はブランドアイテムの偽物に共通しがちな見破ることができるかもしれないポイントをご紹介致します。

目次

偽物とは

 まず、ブランドメーカーの品物を買取店が『偽物』とお客様に伝えることはできず。
大抵のお店は『当社の基準外の商品になりますのでお買取り不可となります。』といった風にお伝えします。
そのブランドの商品を『偽物』と断言できるのはそのブランドの人だけになります。

1980年~2000年前後、ブランド品が溢れた時代によく作られたコピー品は今と比べるとまだまだ雑な部分が多かったため、特定の部分を見れば必ずといってよいほど正規品とそれ以外の品物を判別できました。

しかしここ数年で、本物と見分けることが難しいスーパーコピー品という物が誕生し年々その技術が向上しており、スーパーコピー品の最上級品N級品と呼ばれる代物は熟練の鑑定士の目をも欺きます。
スーパーコピー品による買取詐欺行為は実際に起こっており、令和に入って何十件と被害を受けています。
正直、スーパーコピー品は本物と同じ素材を使っていたり同じ工程を経て製造していたりと非常に精巧に作られているため見破れなかったとしても仕方がないと言わざるを得ません。
中には、使用されている糊が正規品とは異なり匂いから判別したりと、できなくはないですがかなり細かいところになり専門の知識がないと難しい物になります。

今回はスーパーコピー品ではなく、それよりも雑な製品に共通する押さえていれば素人の方でも見破ることができる注目するべき共通のポイントをご紹介致します。

ブランドロゴ(刻印)

 ブランドロゴはそのブランドを象徴する顔になるため、ブランド品を見る時に最初に注目しておくとある程度の品は絞れるポイントになるかと思います。

ブランドの顔になるため雑に作るわけもなく、かなり精巧に作られておりある程度一定のモデルが保たれています。
LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)でもCHANEL(シャネル)でもHERMES(エルメス)であってもまずはブランドロゴに注目し『何か雑だな、何か違和感がある』といった風に感じることが重要です。

縫製

 次に縫製になります。
ハイブランドとして代表的なヴィトンは、右肩上がりの縫製が特徴的です。
手縫いの製品の場合全てが全てその通りではないですが、本物以外の物の場合綺麗に真っ直ぐになっていることがあります。
縫い方としては綺麗に縫われているので問題なさそうですが、ブランドによってはヴィトンのように特徴的な縫い方をしているところもあるので注目です。

エルメスも特徴的な縫製がなされており
手縫いとミシンで縫う2種類の縫い方があり、職人の手縫いは右下がりミシンは右上がりという特徴があります。
クウジュ・セリエとよばれる独自の方法で縫製されており、一本の糸をクロスさせながら職人の手作業で縫いつけていく縫製で、糸を裏面と表面から交差させながら縫うので縫い目が裏面も表面も右下がりに仕上がります。
対して偽物は糸同士の間隔が開いて、革の表面に糸が浮くことがあります
また、機械で縫われていることもあり、その場合は縫い目が整いすぎている為手縫いには見えません。

逆に、プラダは本物であっても雑な作りな品物が多くあります
プラダは世界で最もコピー品が製造されたブランドとして有名で、元々似たような雑さの本物の個体もある中で確実に本物だけを見つけるというのは困難です。
実際に、ブランド品を中古市場に卸す際の業者さんによっては、これは本物だという業者さんと偽物だという業者さんが出てくることもあり、片一方では偽物だと判定を受けている物がもう片一方では本物として卸せることもあります。

ボタン部分

 ブランドのボタン部分は、コピー防止のためにこちらも特殊な作りや法則をしている物が多いです。

ヴィトンの本物は凹凸の凸の先端がキノコ型の三角形になっており、偽物はただ丸いことが多いです。
凹部分にも特徴があり、中の2本の棒の位置がLOUISのOとIの部分からVUITTONのUとOの位置に伸びており、偽物は棒が上記に沿ってではなく関係の無い方向に2本伸びています。

最後に

 以上が様々なブランドに共通して真贋の判定がしやすいポイントになります。
他にも、ハンドル部分の両脇のことをコバと呼びコバの作りによっても判断が可能な場合があったり、バッグの底に直接床に触れないように4つ金具が打ち込まれているモデルがありこれを底鋲(そこびょう)と言い、底鋲の作りによっても判定できる物もあります。
さらに細かい部分を見ていけば様々な部分がございますので、現在お持ちのバッグが本物か偽物か分からないといった時はお気軽にご相談下さいませ。
弊社、株式会社ROYALではブランドの真贋判定の他にも鑑定書の無いジュエリーの買取等も行っております。
見積もりのみの無料査定も行っておりますので、是非とも一度お問合せ下さい。

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