PRADA/プラダのコピー品にご注意ください!

プラダとは

プラダは1913年に皮革製品店として開業し、ナイロン素材を使用した軽くて洗練されたデザインをきっかけに、当時は女性に人気が出て今や超一流ブランドとなりました。

さらに1993年には「ミュウミュウ」などの姉妹ブランドも発表し、現在の地位を確実なものとしました。

そんなプラダですが、ブランド品の中でも最もコピー品が多いとされており、某フリマアプリやネットオークションなどでも本物に紛れて偽物が多々出品されてしまっています。

また、最近のスーパーコピーは真贋が極めて難しく、「ギャランティカード」を紛失してしまいバッグ本体のみの場合は、買取店に売りに行ってもお買取していないお店も多くあります。

株式会社ROYALでは「ギャランティカード」がなくても積極的にお買取していますが、なぜ「ギャランティカード」がないと買取できないお店が多いのでしょうか?

今回は理由もあわせてプラダの真贋ポイントを、業界歴12年の現役鑑定士である私がご紹介させていただきます。

目次

ギャランティカードとは

ギャランティカードとは、正規ルートにて販売されたブランド品の「品質」を保証するための証明書の1つです。

こちらのギャランティカードがないとなぜお買取できないお店が多いのか。

それは、ギャランティカードで本物か偽物かの判断が比較的容易になるためです。

逆にギャランティカードがない場合、本体のみでは真贋が難しく、ない時点で会社規定で「買取対象外商品」としてみなされてしまいます。

株式会社ROYALでは、熟練鑑定士による少数精鋭で買取を行っているため、ギャランティカードの有無に関わらず確かな鑑定力で判断し、積極的にお買取させていただいております。

それでは早速真贋ポイントをチェックしていきましょう♪

ポイント①ギャランティカード

ギャランティカードは真贋の判断にも大きなウエイトを占めています。

1つでも当てはまっていなかったらコピー品として、「買取対象外品」になる可能性が高くなりますのでしっかりとチェックしましょう。

1.鎖

ギャランティカード表面にある鎖部分の拡大写真になります。

本物は、鎖の中にしっかり点が収まっています。

偽物のギャランティカードは、鎖の中の点が全体的ににじんでおり細かい点が確認できなかったり、はみだしたりしています。

2.スキャン線

正規品のギャラは販売時にスキャンする為、黒い部分にうっすら細い横傷が何本か確認できます。

しかし偽物は、まったく横線が入っていないことが多いです。

また、そもそも黒い部分の素材が偽物は異なっており、黒部分がマットに出来ていることがあります。

3.印字

ART.⇒モデル番号

書かれているモデル番号をネットで検索すると同一の商品を容易に探すことが可能です。

お手持ちの製品とモデル番号が一致するか確認しましょう。

検索しても同じ商品が出ない場合は、海外並行品の極めて珍しい商品かコピー製品の可能性が高いです。

ちなみにアルファベット最初の一文字でジャンルが異なります。

  • B⇒バッグ
  • M⇒小物・財布
  • MV⇒ポーチ類
  • V⇒メンズ

MATERIALE⇒素材

使用している素材になります。

多数ありますが、今回は定番素材のみご紹介いたします。

  • SAFFIANO(サフィアーノ)⇒型押し
  • TESSUTO(テスート)⇒ナイロン

COLORE⇒色

使用されている色になります。

こちらも多数存在するため、今回は定番カラーのみピックアップいたします。

  • NERO⇒黒
  • PEONIA⇒赤
  • BLUETTE⇒青

以上三つの印字ですが、本物はすべて■で文字が形成されているため、ルーペなどでみるとガタついていますが本物の可能性が高いです。

逆に■で形成されていなかったり、文字が細い、文字間隔が等間隔でない、印刷文字で印字されていたらコピー品の可能性が大です。

4.スタンプ

三つのパターンがあり、それぞれのパターンに意味がありますのでご説明いたします。

上から順に信頼度は高くなります。

  • 購入日と購入店がスタンプで拇印されている⇒直営店、プラダが経営するお店で購入した場合に押されている。
  • ボールペンなどで手書き記入されている⇒海外製の物、流通時に直営店以外のルートを通ってきているため、要注意。
  • 空白⇒アウトレットで購入した場合、空白の場合があるようですが基本的には空白は出所不明です。修理も日本正規店で受け付けてもらえないため買取をお断りしたり、極端に安くなる買取店もあります。

ネットなどで購入される場合、ギャランティカード裏面の写真は絶対にチェックしたいポイントになりますね♪

5.カード袋

ギャランティカードを入れる袋ですが、通常は紺色となっています。

しかし水色の場合が稀にあり、中には正規品もありますがコピー率は非常に高いので要チェックです。

逆に個人的な経験上、買取店としては袋が水色の時点でお断りしたほうが無難にはなります。

ポイント②ロゴプレート

1.文字

  • 『R』⇒本物には切れ込みが入っていますが、偽物はまっすぐでシンプルなRになっています。
  • 『A』⇒2つAがあり、本物はAの中の小さな△の大きさも同じでが、偽物は△の大きさがよく見ると違います。

ただし、Rに関しては1990年頃以前の商品は真っすぐだったので、Rだけでは判断しないようにしましょう。

2.リボン

  • 本物は凹凸になっており、ぷっくりと立体感がありますが、偽物は平らな造りになっています。
  • 折り返し部分ですが、綺麗な▲で折り返されていますが、偽物は▲がなかったり●になっています。

3.プレート横

  • 本物は取り付ける際に機械でプレスをかける為、横から見ると薄く縦線が入っています。
  • 偽物はプレス加工した時の縦線が入っていない。(画像はボンドで引っ付けている為、プレートが浮いている。)

4.プレート裏

  • 画像赤枠で囲っている部分を手で触り、プレートより大きめで本物は厚紙のようなものが入っています。
  • 「鉄板」のように固いか「何もない」場合は偽物の確立が高いです。

ポイント③金具

1.ファスナープル

  • ファスナーは「riri」か「Lampo」もしくは数は少ないですが「IPI」社製を使用しているので裏面の刻印をチェック。
  • 上記2種類が基本で、その他の刻印や何も刻印が入っていない物は要注意商品となります。
  • 表面のPRADA刻印の字体も本物はロゴプレートと同じ字体になっている
  • 偽物はプル根本部分の留め金具の横幅が浮いている(隙間がある)

2.底鋲

  • 本物はバッグ底面にある金具も面取りされており、指でなぞるとしっとりとしている。
  • PRADAの刻印もしっかりと打刻されている。偽物は削っておりガタガタしている。

3.ボタン

  • 凹部分と凸部分どちらもボタンの周囲に間隔を空けて点々があります。
  • 偽物は細かく点々が打たれています。
  • 凹部分側ですが、しっかりと「PRADA」の刻印があり、中には留めるための2本の棒があります。
  • 偽物にも入っていることがありますが、刻印の大きさが違うことから棒の入っている箇所が容易に違うと判断できます。

ポイント④素材

1.裏地

  • 本物はAの横棒に玉があります。また、光の角度によりテカリが見受けられます。
  • 偽物はAの玉やテカリがなかったりPRADAの文字が不鮮明で、柄が側面だけ横になっていると要注意となります。

2.レザー

  • 本物のサフィアーノレザー(牛革に型押し加工を施した素材)を使用している場合は、ルーペで拡大して見ると牛の毛穴が確認できます。
  • 偽物は毛穴がなく、凸凹はあってもルーペで見てもツルツルしています。

ポイント⑤タグ

1.白タグ

  • 白タグは工場Noを記載している白いタグです。大体バッグの内ポケット奥などに縫い付けてあります。
  • 偽物はこの「白タグ」がありません。また、ゴシック体(文字の縦横の太さが均一)になっていますが偽物はゴシック体ではありません。

2.黒タグ

  • アウトレット品には基本的には黒い板状の物が貼り付けられている。
  • 偽物でこのような黒タグは貼らないので、あれば逆に本物の可能性がかなり高くなります。(アウトレットの為、買取価格は下がってしまいますが・・)

プラダの真贋チェックポイントまとめ

いかがだったでしょうか??

プラダはコピー製品が多く年々真贋が難しくなってきている為、チェックポイントが他ブランドと比べ多いですがしっかり時間をかけてチェックしてみましょう!

また、今回ご紹介した真贋ポイントに関しては年式・仕様などにより若干異なる箇所もございます。

弊社買取基準に満たない商品を便宜上、今回は偽物として紹介していますが正確に判断できるのは商標権者であるブランドだけなので、あくまで扱えるか扱えないかの判断になります。


弊社、株式会社ROYALではブランドの真贋判定を行っており、当社独自の鑑定書も発行しております。
ブランドの他にもジュエリー・時計の見積もりも行っております。

また現在買取店を経営しているが赤字が続きお困りの方も是非ともご相談下さい。
大手買取店のFC加盟契約でお困りの方もご相談頂ければサポートさせて頂きます。

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