自分でもできるロレックス真贋の鑑定方法
もはや高級時計の代名詞といっても過言ではないロレックス。世界中で需要が高く、供給が追い付いていない状況から、中古市場での値上がりが顕著です。そうした市場の動向に乗じて、模造品を販売する悪徳業者も少なくありません。この記事ではそんな模造品に騙されないよう、自分でもできるロレックスの真贋鑑定方法を紹介します。
重量
これはおそらく、ロレックスウォッチの真正性を確認する最も簡単な方法です。ロレックスは素材の金属まで自社製造しています。また、金は密度の高い金属であるため、重量がでます。そのため重量の観点は、とくに金無垢製ロレックスには有効かもしれません。中古のロレックスを販売しているオンラインショップでは、重量を記載しているところもあるので、そういった情報や、手元にある本物と比較して真贋を確認します。
時計の内部を確認する
ロレックスの時計を開けることは常にリスクを伴いますが、その真正性を確認するには非常に有用です。ロレックスの時計は複雑な内部構造を持っています。また、時計製造の伝統に根差した独自の装飾加工をムーヴメントに施しています。この精緻な装飾は、ロレックスの時計が本物かどうかを判断するための基準ともなります。ただし、ロレックス正規の修理店以外で分解などを行ってしまうと、その後、正規店での修理ができなくなってしまう場合があります。そのため、有効なテクニックのひとつが、正規店で修理見積を依頼するという方法です。
時を刻む音
先述のように時計の内部の仕組みから真贋を考える方法は有効です。時計を耳に近づけて時計の音を聞いてください。時計に連想されるあの“チックタック”という音は、クォーツムーブメントの特徴でもあります。一方で、ロレックスが製造する時計は自動巻きムーブメントを搭載しています。つまり、チクタク時を刻むロレックスの時計はロレックスの偽造品です!実際、本物のロレックスウォッチの自動巻きムーブメントは“無音”で、流れるように、滑らかに秒針が動きます。
リュウズのクラウンの下にある記号
2002年以来、ロレックスはリューズの6時位置に小さな刻印を刻んでいます。これは「−」「・」「・・」「・・・」の刻印でそれぞれの記号に意味があります。
「−」はステンレススティール(オイスタースティール)、金無垢製
「・」はプラチナ製
「・・」はツインロック式リューズ、金無垢製
「・・・」はトリプロック式リューズ
こういった細かいディティールは精緻な技術力が求められるため、大きなクラウンの刻印とともに、真贋を見極める一つの要素となり得ます。
ロレックスのロゴ
ロレックスの時計には、ROLEXのロゴと象徴的な王冠が配置されています。王冠は12時の部分にあり、その真下に配されたロゴはわずかに盛り上がっています。また2001年以降、ロレックスは、偽造品をより効果的に阻止するために、サファイアクリスタルの風防の6時位置に王冠がレーザー刻印されています。
GMT針
GMTマスターⅡやスカイドゥエラーなどのGMT機能を備えている時計であれば2つ目のタイムゾーンを示すための針があります。ロレックスは精度と完璧さにおいて決して妥協しません。GMT機能を搭載するためにはムーヴメント製造において、高度な技術を要します。もしGMTの針がぎこちない動作をしていることに気づいたら、それは偽物のロレックスの時計であることがわかります。
刻まれたロレックスのシリアル番号
ロレックスの製造施設で製造された時計には、シリアル番号が刻印されています。シリアルナンバーは2010年以前のものはストラップを外したケースのラグ6時の位置に、2010年以降のものは、ケースのダイヤル側6時の方向に刻印されています。滑らかに磨かれた高品質の金属製ケースには、ロレックスのシリアル番号が正確かつ完璧に刻印されています。擦れやブレ、不正確な線で彫られている場合は偽物の可能性が高いです。
価格が高すぎるor安すぎる
ロレックスは、高品質で機能的な時計を製造するブランドです。高品質な素材と高度な技術によって製作されるため、決して安くはありません。もし中古市場で破格で販売されていたら、警戒したほうがいいでしょう。基本的にロレックスは世界的に需要が高いので、中古品でも安売りやたたき売りを行うことなく売れます。一方で、高額モデルでさえも定価でみれば1000万に及ぶものはありません。しかし現在、中古市場では正規店での品薄などの理由から一部モデルの価格高騰が顕著であり、定価を凌ぐ高値で取引されています。この風潮に乗じて高額モデルの偽造品を法外な値段で売りつけようとする悪徳業者も存在します。相場から乖離した価格のロレックスには要注意です。
まとめ
ロレックスの真贋鑑定について紹介しました。世界的に需要が高いロレックス、昨今ではお金があっても正規店で目的のモデルが買えないという状態がつづいており、中古市場で買いたいモデルを購入する人も増えています。中古市場での高級時計の購入には常に偽物の影があります。そんな偽造品に騙されないためにも少しでも知識武装をして、一生付き合える正真正銘のロレックスを見つけてくださいね!
最後に
弊社、株式会社ROYALではブランド品の買取はもちろん、ネットショッピングやネットオークションで買ったバッグか本物か分からないといった時の真贋判定も行っておりますので、本物か偽物か知りたい方は是非とも一度お気軽ご相談下さい。